円束 (射影幾何学)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/06 03:36 UTC 版)
数学の特に射影幾何学において、円束(えんそく、英: pencil of circles)は、与えられた二つの円(基円あるいは生成円と呼ばれる)から生成される無限個の円からなる族である。初等幾何学において、典型的には「与えられた二円の交点を通る円(または直線)全体の成す族」として円束が与えられる。解析幾何学の手法によれば、生成円の方程式が与えられたとき、それらの生成する円束に属する全ての円の方程式を、生成円の方程式から知ることができる。同じ定式化のもと、生成円が必ずしも交わらなくともそれらの生成する円束を考えることができる。
注釈
出典
- ^ Pfeifer & van Hook 1993, pp. 75–86.
- ^ Schwerdtfeger 1979, pp. 8–10.
- ^ Weisstein, Eric W. "Coaxal Circles". MathWorld(英語).
- ^ Akopyan & Zaslavsky 2007, pp. 57–62.
- 1 円束 (射影幾何学)とは
- 2 円束 (射影幾何学)の概要
- 3 根軸と中心軸
- 4 外部リンク
- 円束 (射影幾何学)のページへのリンク