公家悪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/23 09:11 UTC 版)
公家悪(くげあく)は、古典歌舞伎の役柄の一つで、皇位を奪おうとしたり、国政を専断しようとする身分の高い公家を表す。その風体は、頭に金冠を被り、白衣を纏い、「王子」とよばれる長髪を誇張した鬘と、鬚鬘とよばれる顎鬚をつけている。隈は「公家荒れ」と呼ばれる青系統のもの。超人的な力を持ち、権力を操って天下を狙うので、このような独特の扮装で巨悪を表現している。見得をする時も真っ赤な舌を出して異様な気味の悪さ強調する。江戸時代中期に活躍した初代中島三甫右衛門によって大成された。
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