党首を巡る争い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 00:44 UTC 版)
「アブリザル・バクリ」の記事における「党首を巡る争い」の解説
2014年から2015年にかけては、ゴルカル党内でアグン・ラクソノとの争いが発生した。ゴルカル党は2014年の大統領選挙でグリンドラ党(英語版)党首プラボウォ・スビアントを大統領候補に、国民信託党(英語版)党首ハッタ・ラジャサ(英語版)を副大統領候補に推挙したが、ジョコ・ウィドドとユスフ・カラの大統領・副大統領候補が当選した。その後、野党に転落したゴルカル党内において、野党に留まるべきだと考えるバクリ党首と与党に対し融和的なアグン・ラクソノ副党首の派閥が対立した。2つの派閥はそれぞれ党大会を開催してバクリとラクソノのどちらが正当な党首か争うことになった。2015年3月3日の「党裁判所」ではバクリ派が党大会を前倒しにして2014年11月に開催したことが問題視され、ラクソノが正当な党首だと判断された。10日には法務・人権相も同じ判断を下した。この結論を不服としたバクリは裁判所に訴え、10月20日に最高裁判所は法務・人権相の判断を無効とする判決を下した。その後、2015年の統一地方選で大敗したゴルカル党内は内紛の解決に向けて動き、両者とも役職を退いて臨時党大会で新たな党首を選出することになった。2016年5月17日ゴルカル党の臨時党大会が開催され、前国会議長(当時)のスティヤ・ノファント(英語版)が新党首に選出され、バクリは最高顧問になった。
※この「党首を巡る争い」の解説は、「アブリザル・バクリ」の解説の一部です。
「党首を巡る争い」を含む「アブリザル・バクリ」の記事については、「アブリザル・バクリ」の概要を参照ください。
- 党首を巡る争いのページへのリンク