使者を侮辱する
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/12 15:24 UTC 版)
即位6年間に頃公は、莒を攻めた事以外にはこれといって大きな事は行わなかった。しかし、この6年目に事件が起きた。晋から使者が来た。その使者の正使は、次卿の郤克という者で、正卿の士会に次ぐ実力者であった。この郤克は障害を持っており歩き方がおかしく、容貌も怪異であった。この事を仄聞した頃公は、母の蕭同叔子にこの事を伝えると、見たい、と蕭同叔子は言い出した。郤克が実際来た際、几帳ごしにその様子を見ていた蕭同叔子は大笑いしてしまい、郤克は当然激怒した。この事が原因で晋との関係は険悪になった。その後、苗賁皇の取りはからいで両国は一度は和睦したが、郤克の怒りは消えなかった。
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