住友ゴム工業との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 02:29 UTC 版)
「グッドイヤー」の記事における「住友ゴム工業との関係」の解説
グッドイヤーは1999年に住友ゴム工業と包括的資本提携を結んだ。このため両社の持つ「グッドイヤー」「ダンロップ」のブランドについても、北米・欧州市場は全てグッドイヤーが、アジア市場を住友ゴム工業がそれぞれ製造・販売する形となった。 これに伴いグッドイヤーの日本法人である日本グッドイヤー株式会社(1952年に100%出資の子会社として設立)は、1999年9月1日にグッドイヤーウイングフット株式会社に社名変更。新たに住友ゴム工業と合弁会社として日本グッドイヤー株式会社(住友ゴム工業75%グッドイヤーウイングフット25%)を設立。そのため、当時国内生産品は住友ゴム工業にて開発から生産まで行われていた。 逆に、当時住友ゴム工業傘下にあったダンロップタイヤ(イギリス法人)にはグッドイヤーが資本参加しており、同社はグッドイヤーの子会社となった(株式の75%を所有。残る25%は住友ゴム工業が引き続き保有)。このため現在北米・欧州市場で販売されているダンロップタイヤは、基本的に全てグッドイヤーが開発・生産したものとなっている。 2014年2月にグッドイヤーが住友ゴム工業に対し提携解消の申し入れを行い、併せて国際商業会議所に仲裁を申し立てていたが、2015年6月4日、住友ゴム工業がグッドイヤーから約271百万米ドル(約325億円)を受け取ることで、提携解消に双方が合意した。これに伴い、2015年10月1日付で日本グッドイヤー株式会社はグッドイヤーウイングフット株式会社の100%子会社となり、翌2016年3月1日。グッドイヤーウイングフット株式会社に吸収合併。同時にグッドイヤーウイングフット株式会社は、再び日本グッドイヤー株式会社に社名変更した。ただし、住友ゴム提携解消後も日本国内を含むアジア市場向け製品の製造委託は引き続き住友ゴムが担当している。
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