役割語
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/28 04:18 UTC 版)
役割語(やくわりご)とは、話者の特定の人物像(年齢・性別・職業・階層・時代・容姿・風貌・性格など)を想起させる特定の言葉遣いである[1][2][3]。主にフィクションにおいてステレオタイプに依存した仮想的な表現をする際に用いられる。そのような表現が日本の文学作品等の会話文で発話者の人物像を表わす記号として多用されることを小説家の清水義範が指摘し、日本語学者の金水敏が役割語と命名した。これは本居宣長の弟子の石塚龍麿の発見を橋本進吉が上代特殊仮名遣と命名したのと類似の関係[4]である。
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