仮設法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 06:08 UTC 版)
本篇では、「徳自体」が分からないままで、「徳の性質」(徳が教えられるか)を議論していくために、結論・前提を仮設しながら、その条件に矛盾の無いように話を絞り込んでいく、「仮設(ヒュポテシス)法」が持ち出される。 ただし、これによって得られた考えは、どこまで行っても仮設(仮説)であって、結局は、「対象それ自体」(この場合は「徳自体」)が何であるかが露わになるまでは、正誤が確定できないままであることが、本篇の末尾などでも指摘されている。
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