他者との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 22:20 UTC 版)
江州刺史として赴任した際、赴任地で隠者として高名となっていた陶淵明に美酒を送り、官吏としての招聘を試みている。招聘こそ失敗したものの、宴会には参加してもらえている。この際に陶淵明は「於王撫軍坐送客」という詩を詠んでいる。ただし、あくまで王弘が開いた宴で同席した者の出立を見送る詩という体裁であり、詩中に王弘の姿は現れない。 劉裕に後を託された徐羨之・傅亮・謝晦・檀道済の四名のうち、特に檀道済との関係が良好であった。後に徐羨之らと対立することがあった時にも、常に檀道済支持に回っていた。 謝晦との関係は良好とは言えなかった。劉穆之の後任に王弘はどうだろう、と劉裕が問うと、謝晦は「王弘では軽率すぎます。徐羨之のほうが良いでしょう」と答えている。また謝晦が反乱の軍を立ち上げたときにも、その檄文において王弘やその弟の王曇首が君側の奸として好き放題をしている、と激しく糾弾している。
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