京(きょう)へ筑紫(つくし)に坂東(ばんどう)さ
京へ、筑紫に、坂東さ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 13:56 UTC 版)
「京へ、筑紫に、坂東さ」とは室町時代のことわざであり、ポルトガル人宣教師ジョアン・ロドリゲスの『日本大文典』(1604~1608年)にも記載されている。地域によって「どこそこへ行く」という場合にどんな格助詞を用いるかの違いを示しており、京都では「へ」、筑紫(九州)では「に」、坂東(関東や東北)では「さ」を使うという意味である。 これとよく似た記載が『実隆公記』の明応5年(1496年)正月8日にあり、『日本大文典』よりも110年ほど早い。『実隆公記』の記述は『日本大文典』の記載とは助詞の順序が異なり、「京ニ、ツクシへ、坂東サ」となっている。
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