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中世 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/12 13:49 UTC 版)

『中世』（ちゅうせい）は、三島由紀夫の短編小説。陣中に25歳で夭折した足利義尚を悼む父・足利義政の癒えない悲しみと、2人に寵愛された美少人・菊若を介した義尚の招魂を絢爛な文体で描いた室町時代の物語。衆道的モチーフなどに、三島美学の萌芽が垣間見られる作品である^[1]。

^ ^a ^b ^c 平山城児「中世」（事典 2000, pp. 230–231）
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g 「私の遍歴時代」（東京新聞夕刊 1963年1月10日-5月23日号）。『私の遍歴時代』（講談社、1964年4月）、遍歴 1995, pp. 90–151、32巻 2003, pp. 271–323に所収
^ ^a ^b ^c 井上隆史「作品目録――昭和20年-21年」（42巻 2005, pp. 386–387）
^ ^a ^b ^c ^d ^e 田中美代子「解題――中世」（16巻 2002, pp. 741–746）
^ ^a ^b 山中剛史「著書目録――目次」（42巻 2005, pp. 540–561）
^ ^a ^b 「あとがき」（『三島由紀夫短篇全集第1巻』講談社、1965年3月）。33巻 2003, pp. 404–405に所収
^ ^a ^b ^c 臼井吉見・中村光夫「対談・三島由紀夫」（文學界 1952年11月号）。佐藤 2006, pp. 57–58
^ ^a ^b 「戦後派ならぬ戦後派三島由紀夫」（本多・中 2005, pp. 97–141）
^ ^a ^b ^c ^d 「第二章戦中・戦後の苦闘」（佐藤 2006, pp. 39–72）
^ 「川端康成宛ての書簡」（昭和21年4月15日付）。川端書簡 2000, pp. 31–34、38巻 2004, pp. 247–249に所収
^ ^a ^b 植木 2007
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h 室井光広「寄物陳思という方法」（中世・文庫 1998, pp. 259–271）

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