両翼パネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 02:25 UTC 版)
「東方三博士の礼拝の三連祭壇画 (ボス)」の記事における「両翼パネル」の解説
両翼パネルの前景には寄進者と、寄進者の名前の由来となった聖人が描かれている。左翼パネルに描かれているのはピーテル・シェイフヴェと聖ペテロである。黒のローブをまとったピーテルは手を合わせてひざまずき、その背後に赤のローブをまとった聖ペテロが立ち、ピーテルを保護している。聖人の腰にはアトリビュートの天国の鍵(英語版)が吊り下げられている。さらに画面左端にピーテルの紋章が描かれ、「Een voer al」(One for all, 「一人は万人のために」の意)の金言が記されている。背景では老いた男がその場しのぎの屋根の下で籠の上に座っている。彼はおそらくイエスのおむつを乾かす聖ヨセフである。 右翼パネルに描かれているのはピーテルの2番目の妻アニエス・デ・グラムと聖アグネスである。アニエスもまた黒のドレスをまとい、手を合わせてひざまずいている。聖アグネスはアニエスの背後に立って保護している。画面右端にはアニエスの紋章が描かれている。背景ではクマやオオカミが人々を襲撃している。
※この「両翼パネル」の解説は、「東方三博士の礼拝の三連祭壇画 (ボス)」の解説の一部です。
「両翼パネル」を含む「東方三博士の礼拝の三連祭壇画 (ボス)」の記事については、「東方三博士の礼拝の三連祭壇画 (ボス)」の概要を参照ください。
- 両翼パネルのページへのリンク