佐竹義人とは? わかりやすく解説

佐竹義人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/20 01:17 UTC 版)

佐竹 義人(さたけ よしひと、応永7年(1400年) - 応仁元年12月24日1468年1月19日))は、室町時代武将大名常陸守護佐竹氏第12代当主。


注釈

  1. ^ 初め大掾氏の当主に擁立されるが、後に家臣団に追放。その後南姓を称し、後に戸村姓となり、家臣となる。大掾氏時代については他の脚注も参照のこと。
  2. ^ 初め小野岡姓を名乗り、後に小野姓に改めた。
  3. ^ 官職は刑部太夫下総国下河辺荘の領主。寛正5年(1464年)正月に浄土真宗雲国寺を建立した。
  4. ^ 中根正人は、大掾氏を継いだ佐竹義人の子の名前を"大掾憲国"としたが[4]、後に根拠となった文書の発給者の比定に誤りがあったとして、旧説を撤回する論文を出している[5]

出典

  1. ^ 『満済准后日記』応永30年6月5日・同32年閏6月11日条
  2. ^ 「応永28年10月27日佐竹義憲(義人)書下」(「阿保文書」6号)
  3. ^ 杉山一弥「室町幕府と常陸〈京都扶持衆〉」『室町幕府の東国政策』思文閣出版、2014年。ISBN 978-4-7842-1739-7 
  4. ^ a b c 中根正人「室町中期の常陸大掾氏」『千葉史学』62号、2013年。 /所収:高橋修 編『常陸平氏』戒光祥出版〈シリーズ・中世関東武士の研究 第一六巻〉、2015年。ISBN 978-4-86403-167-7 
  5. ^ 中根正人「「平憲国」再考」『常陸大掾氏と中世後期の東国』岩田書院〈戦国史研究叢書19〉、2019年。ISBN 978-4-86602-075-4 
  6. ^ 平田満男「常陸守護佐竹氏一族の内紛」『金砂郷村史』中世第二章第一節、1989年。/所収:佐々木 2021, pp. 157–158
  7. ^ 黒田基樹「関東管領上杉氏の研究」『関東管領上杉氏』戒光祥出版〈シリーズ・中世関東武士の研究 第一一巻〉、2013年。ISBN 978-4-86403-084-7 
  8. ^ 太田 1934, p. 1924.
  9. ^ 新編武蔵風土記稿 南入曽村.
  10. ^ 堤禎子「佐竹氏と八幡信仰」『茨城県立歴史館報』28号、2001年。 /所収:佐々木 2021, pp. 192–227


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