ヴェネツイア時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 12:23 UTC 版)
「アダム・エルスハイマー」の記事における「ヴェネツイア時代」の解説
記録には残っていないが、エルスハイマーの作風には明らかにヴェネツィアの影響が見られるため、ヴェネツィアに滞在していたものと思われる。エルスハイマーはヨハネス・ロッテンハンマーのいくつかの素描を所有していて、ひょっとしたらロッテンハマーの助手をしていたのかも知れない。ロッテンハマーはキャビネット絵画を専門とする最初のドイツ人画家で、数年ほどイタリアに住んでいた。逆に、ウッフェンバッハは大規模な祭壇画が専門だった。 エルスハイマーはヴェネツィアで、『キリストの洗礼』(ロンドン、ナショナル・ギャラリー蔵)や『聖家族』(ベルリン、絵画館)といった代表作のいくつかを描いたと信じられている。それらにはロッテンハマー以外に、ヴェネツィアの画家ティントレットやパオロ・ヴェロネーゼの影響も見られる。
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