ヴィルト家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 08:06 UTC 版)
カッセルの薬剤師ルードルフ・ヴィルト(1747-1814) の一家。ルードルフはスイスのベルン出身で、カッセルに移り住んだのちドロテーア・カタリーナ・フーバー(1752-1823)と結婚した(なお、ドイツでは薬剤師は医師と並んで社会的地位の高い職業である)。グレートヒェン(1787-1819)、リゼッテ(1782-1858)、ドロテーア (ドルトヒェン、1793-1867)、マリー(ミー、1794-1812)の4人の娘がいる。1805年よりカッセルに移り住んだグリム兄弟の隣人であり、娘たちはグリム兄弟の妹ロッテの友人でもあった。グリムはドロテーア夫人と娘たちから30あまりのメルヒェンの提供をうけており、この一家からの話にはすべて「ヘッセン」との注釈がつけられている。その後ヴィルヘルム・グリムは主な提供者の一人であったドルトヒェンと結婚した。
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