ヴァルター・ベンヤミン
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ヴァルター・ベンディクス・シェーンフリース・ベンヤミン(Walter Bendix Schoenflies Benjamin、['valtɐ 'bεnjami:n]、1892年7月15日 - 1940年9月26日)は、ドイツの文芸批評家、哲学者、思想家、翻訳家、社会批評家。
注釈
- ^ この修正についてベンヤミンは始終気にしていた様子である。ヴェルナー・クラフト宛て1936年8月11日の書簡では初稿のフランス語版の構成について心配している様子が伺える。[2]。
- ^ 「概要」「覚え書および資料」と内容が重複するため、日本語版では割愛されている。
- ^ 「概要」「覚え書および資料」と内容が重複するため、日本語版では割愛されている。
- ^ 著作家アーサー・ケストラーは自叙伝『目に見えぬ文字』中、同じくナチスからの逃亡中に旧友のベンヤミンと邂逅し、彼が所持していたモルヒネを半分分けて貰ったという回想をしている。ベンヤミンはこれを捕まったら使用するつもりであったようで、本人曰く「これだけあれば馬も殺せる」ということであった。ケストラーによると、ベンヤミンがモルヒネを使ったのは、ピレネーを越えスペインで捕まりフランスに送還すると通告された直後であったとのことである
出典
- ^ リーザ・フィトコ『ベンヤミンの黒い鞄』晶文社、1993年。映画「Who Killed Walter Benjamin?, a documentary film about the circumstances of Benjamin's death」 David Mauas監督公式サイト下記項目「死について」参照
- ^ 野村修編集解説『書簡II 1929-1940 ヴァルター・ベンヤミン著作集15』晶文社、1987年。(77 p.176)
- ^ 「パサージュ論」第1巻(岩波現代文庫)所収「『パサージュ論』のテクスト成立過程の素描」
- ^ リーザ・フィトコ『ベンヤミンの黒い鞄』晶文社、1993年。
- ^ 映画「Who Killed Walter Benjamin?, a documentary film about the circumstances of Benjamin's death」 David Mauas監督公式サイト英語版本項目参照
- ^ 村上隆夫『人と思想88 ベンヤミン』清水書院、1990年、142頁。
- ^ 多木浩二『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』岩波書店、2000年、47頁。
- ^ 秋丸知貴「ヴァルター・ベンヤミンの『アウラ』概念について」『モノ学・感覚価値研究』第6号、京都大学こころの未来研究センター/モノ学・感覚価値研究会、2012年、137頁
- 1 ヴァルター・ベンヤミンとは
- 2 ヴァルター・ベンヤミンの概要
- 3 著作(訳書)
- 4 死について
- 5 脚注
固有名詞の分類
思想家 | ラインホルド・ニーバー ゲオルク・ジンメル ヴァルター・ベンヤミン ウァレンティヌス ヤン・パトチカ |
ドイツの社会学者 | ウルリッヒ・ベック ゲオルク・ジンメル ヴァルター・ベンヤミン ロベルト・ミヒェルス アクセル・ホネット |
評論家 | 上之郷利昭 長谷川裕一 ヴァルター・ベンヤミン 大橋巨泉 丸山眞男 |
文芸評論家 | ツヴェタン・トドロフ マリオ・プラーツ ヴァルター・ベンヤミン ステファヌ・マラルメ フィリップ・ラーヴ |
神秘思想家 | 平田篤胤 サマエル・アウン・ベオール ヴァルター・ベンヤミン ガザーリー プロティノス |
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