ルフィニ小体とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > 生物学 > 小体 > ルフィニ小体の意味・解説 

ルフィーニ小体

同義/類義語:ルフィニ小体
英訳・(英)同義/類義語:ruffini corpuscle, Ruffini's corpuscle

皮膚存在する感覚器官で、温覚関与する

ルフィニ小体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 13:27 UTC 版)

ルフィニ小体
ルフィニ神経終末
概要
表記・識別
英語 Ruffini corpuscleあるいはRuffini endingあるいはBulbous corpuscle
ラテン語 corpusculum sensorium fusiforme
コード TH H3.11.06.0.00017
TE E05.17.1.0.2.0.15
ドーランド
/エルゼビア
c_56/12261238
グレイ解剖学 p.1061
TH H3.11.06.0.00017
TE TE {{{2}}}.html EE5.17.1.0.2.0.15 .{{{2}}}{{{3}}}
FMA 83602
解剖学用語

ルフィニ小体: Ruffini corpuscle)あるいはルフィニ終末Ruffini ending)とは遅順応性機械受容器の一種で、ヒト皮膚のうち体毛の生えていない部分や皮下組織のみに存在するとされる。名称はアンジェロ・ルッフィーニイタリア語版に因む。「ルフィニ」は「ルフィーニ」とも表記する[1]

構造

ルフィニ小体は細長い小体を樹状に枝分かれさせている[2]

機能

この紡錘形の受容器は皮膚にかかる圧を感知し、指の定位・運動の制御や運動感覚に資している[3]。物体が皮膚と擦れるのを感知する役目を果たし、物を握る際の調整ができるようにするとされる。

ルフィニ小体は持続的な圧力に反応し[2]ほとんど順応しません[4]

ルフィニ終末は皮下深くに位置し、2度の特異度で、持続的な圧力だけでなく、物体と接した部分の機械的変化を、特に角度の変化を示す。ルフィニ終末は遅順応性の温度受容器としても働き、高深度の火傷の場合にルフィニ終末の発火が抑えられると痛みも止まる[5]

脚注

  1. ^ 学校におけるヘアバンド禁止は止めるべきである”. 熊本県医師会. 2018年2月4日閲覧。
  2. ^ a b “8” (English). Ganong's Review of Medical Physiology (23rd ed.). TATA McGraw-Hill Lange. p. 150. ISBN 978-0-07-067722-7 
  3. ^ Mountcastle, Vernon C. (2005). The Sensory Hand: Neural Mechanisms of Somatic Sensation. Harvard University Press. p. 34 
  4. ^ Arthur c. Guyton; John E. Hall. “47”. Guyton & Hall Pocket Companion to Textbook of Medical Physiology (10 ed.). p. 362. ISBN 81-8147-057-5 
  5. ^ Hamilton, Nancy (2008). Kinesiology: Scientific Basis of Human Motion. McGraw-Hill. pp. 76–7 

外部リンク

  • Paré M, Behets C, Cornu O (2003). “Paucity of presumptive ruffini corpuscles in the index finger pad of humans.”. J Comp Neurol 456 (3): 260–6. doi:10.1002/cne.10519. PMID 12528190. 



ルフィニ小体と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ルフィニ小体」の関連用語

ルフィニ小体のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ルフィニ小体のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのルフィニ小体 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS