ライむぎばたけでつかまえて〔‐むぎばたけでつかまへて〕【ライ麦畑でつかまえて】
ライ麦畑でつかまえて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 07:37 UTC 版)
『ライ麦畑でつかまえて』(ライむぎばたけでつかまえて, 英: The Catcher in the Rye)は、J・D・サリンジャーによる長編小説。1951年7月16日にリトル・ブラウン社から出版された。日本語訳版の題名としてはこの最も広く知られたもの[1]の他にも、『ライ麦畑の捕手』(ライむぎばたけのほしゅ)[2]、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』[3]、『危険な年齢』(きけんなねんれい)[4]などがある。
- ^ 野崎孝訳、1964年。原題を意訳したものと考えられるが、この題名は誤訳ではないかと見る意見も多い。 →『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』を併せて参照。
- ^ 繁尾久訳、1967年。原題の意味に最も近い訳出。
- ^ 村上春樹訳、2003年、原題をそのままカナ転写したもの。
- ^ 橋本福夫訳、1952年。原題にこだわらない創作題名。
- ^ 1999年時点までに米国では1500万部、全世界では6000万部売れたと概算されている。(ハミルトン、319頁)
- ^ 2002年には野崎による日本語訳の累計発行部数が250万部を突破した(『文學界』2003年6月号「サリンジャー再び」)。
- ^ 唄はスコットランド民謡の『Comin' Thro' the Rye』で、歌詞は正しくは「ライ麦畑で誰かが誰かと出会ったら(If a body meet a body coming through the rye.)」であり、ホールデンは間違えて覚えていた。
- ^ サリンジャー自身も後にマスコミを避け、作品も発表しない隠遁生活を送った。
- ^ スラウェンスキー、517頁
- ^ “発禁処分になった名作10冊とその理由──米国「禁書週間」にあわせて公開”. KAI-YOU (2013年10月9日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ ミスターCという76歳の老人が家を出てマンハッタンを放浪した後、サリンジャー自身と対面するという内容。
- ^ スラウェンスキー、596頁
- ^ サリンジャー氏、「ライ麦畑でつかまえて」続編をめぐり提訴ロイター、2009年6月2日。
- ^ “ライ麦畑「続編はダメ」 サリンジャー氏、差し止め要求”. asahi.com (朝日新聞社). (2009年6月2日). オリジナルの2009年6月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “「ライ麦でつかまえて」続編差し止め サリンジャー氏勝訴”. MSN産経ニュース. 共同通信 (産経デジタル). (2009年7月2日). オリジナルの2009年7月5日時点におけるアーカイブ。
- 1 ライ麦畑でつかまえてとは
- 2 ライ麦畑でつかまえての概要
- 3 社会への影響
- 4 参考文献
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