モビリテイ
線形の、機械系のある点に作用する、力に対する同じ点または異なる点の力と同方向の、速度の比。力および速度は複素量である。モビリティは機械系の入力に対する振動応答の特性を示す量で、量が大きいと応答しやすいことを意味する。機械インピーダンスの逆数である。周波数によって変化し、極大値となる周波数から系の共振周波数を把握できる。力が作用する点と同じ点のモビリティを駆動点モビリティ、異なる点のモビリティを伝達モビリティと呼ぶ。エンジン、排気系、懸架系など振動源が車体に取り付けられる部位で、振動源の振動低減、車体側のモビリティの低減、双方の共振周波数の分散をはかることで、振動伝播低減がなされる。
反対語 機械インピーダンス参照 共振周波数、駆動点モビリティ
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