モノイド圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/10 02:08 UTC 版)
数学におけるモノイド圏(モノイドけん、英: monoidal category; モノイド的圏、モノイダル圏)あるいはテンソル圏(テンソルけん、英: tensor category)は、(自然同型の違いを除いて結合的な双函手 ⊗: C × C → C と、⊗ について(再び自然同型の違いを除いて)左および右単位元となる対象 I を備えた圏 C である。この圏における自然同型は、関連する全ての図式を可換にすることを保証したコヒーレンス条件(一貫性条件、整合条件)に従わなければならない[1]。したがって、モノイド圏は抽象代数におけるモノイドの圏論的な緩い類似物である。
- 1 モノイド圏とは
- 2 モノイド圏の概要
- 3 性質と関連概念
- 4 モノイド圏の特殊化
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