ミステリー作家とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ミステリー作家の意味・解説 

推理作家

(ミステリー作家 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 23:49 UTC 版)

推理作家(すいりさっか)は、推理小説を主として著す小説家ミステリー小説家とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 江戸川乱歩横溝正史の『真珠郎』の序文に「この作者は探偵作家でありながら」と記述している[1]
  2. ^ 横溝正史は「三つの探偵トリオ」というエッセイの冒頭に「探偵作家が何に一番苦労するかといえば」と記述している[2]
  3. ^ 坂口安吾は「『蝶々殺人事件』について(推理小説論)」の冒頭に「日本の探偵作家の間に、探偵小説芸術論という一風潮があって」と記述している[3]
  4. ^ 昭和23年度探偵作家クラブ賞贈呈式のテーブルスピーチで、城昌幸は「坂口氏の作品は読み辛いし面白くないがいわゆる探偵作家でない氏をこのクラブが重んずることにファインプレイを感ずる」、渡辺啓助は「坂口氏のはこみ入っていて疲労を感ずるものゝその情勢は買はなくてはならぬし、いわゆる探偵作家以外の新しい挑戦としての意味がある」、木々高太郎は「即ち探偵小説の時は探偵作家になったとみるので、純文学が書けることが探偵小説を文学にし得るのではなく探偵小説から文学たり得るものが生れるといへるので、探偵小説から文学へ突き抜けなければいけないと思ふ」と述べている[4]
  5. ^ 『クイーン談話室』(1957年)など。

出典

  1. ^ 横溝正史『昭和ミステリ秘宝 真珠郎』(第1版)扶桑社扶桑社文庫〉、2000年10月30日、444頁。ISBN 978-4-59-402993-7 
  2. ^ 小林信彦 編『横溝正史読本(改版)』(第1版)角川書店角川文庫〉、2008年9月25日、207頁。ISBN 978-4-04-138216-5 
  3. ^ 小林信彦・編『横溝正史読本(改版)』(第1版)角川書店〈角川文庫〉、2008年9月25日、242頁。ISBN 978-4-04-138216-5 
  4. ^ 1949年 第2回 日本推理作家協会賞 長編部門 その他「中島河太郎 選考経過を見る」”. 日本推理作家協会賞 公式サイト. 2020年6月20日閲覧。
  5. ^ 《高校生のための本格ミステリ入門(日本編)》”. 習志野市立習志野高等学校. 2024年5月5日閲覧。
  6. ^ もはや古典!?新本格ミステリ第1世代作家のデビュー作”. honto. 大日本印刷株式会社. 2024年5月5日閲覧。
  7. ^ ミステリー小説は時代の鏡”. Yumenavi. 株式会社フロムページ 夢ナビ編集部. 2024年5月5日閲覧。


「推理作家」の続きの解説一覧

「ミステリー作家」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミステリー作家」の関連用語

ミステリー作家のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミステリー作家のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの推理作家 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS