マックス・クラウゼン
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マックス・クリスティアンゼン=クラウゼン(Max Christiansen-Clausen, 1946年まではマックス・ゴットフリート・フリードリヒ・クラウゼン(Max Gottfried Friedrich Clausen), 1899年2月27日 - 1979年9月15日)は、ドイツ人の無線技士、スパイ。太平洋戦争直前の日本に潜入し、リヒャルト・ゾルゲの下でソビエト連邦の赤軍参謀本部情報局(GRU)のスパイとして働いたことで知られる。
- ^ NHK取材班・下斗米伸夫『国際スパイ ゾルゲの真実』角川書店、1992年、p100。ヴェントは日本では「ベルンハルト」という偽名で活動しており、諜報団が検挙された後の供述調書や獄中手記でもその名前で記載されているため、古い文献ではベルンハルトとなっているものがある。
- ^ 2005年にハイナー・ティンマーマン(Heiner Timmermann)は、ソ連は1941年時点ですでに日本の暗号解読に成功しており、ゾルゲやクラウゼンの働きは従来言われているより重要ではなかったとする研究を発表している(Heiner Timmermann, Spionage, Ideologie, Mythos - der Fall Richard Sorge, Münster 2005)。
- ^ 加藤哲郎『ゾルゲ事件 覆された神話』平凡社〈平凡社新書〉、2014年、p.93
- 1 マックス・クラウゼンとは
- 2 マックス・クラウゼンの概要
- 3 書籍
固有名詞の分類
ドイツの技術者 | アントニー・フォッカー ヒューゴ・シュマイザー マックス・クラウゼン ヴェルナー・フォン・ブラウン フリッツ・トート |
ソビエトのスパイ | アレクサンドル・オルロフ オルドリッチ・エイムズ マックス・クラウゼン セルゲイ・シュピーゲリグラス 宮城与徳 |
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