マクファーランド比濁法とは? わかりやすく解説

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マクファーランド比濁法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/30 14:07 UTC 版)

マクファーランド比濁法(マクファーランドひだくほう)は、菌液[1]の生菌数濃度を濁度から推定する、微生物学の手法である。 主に菌液の生菌数濃度を調整する際に用いられる。


  1. ^ ここでいう菌液とは、細菌滅菌済の生理食塩水緩衝液、液体培地等に懸濁した液をいう。
  2. ^ 一晩培養している間に菌液の生菌数が変化してしまう
  3. ^ 濁りを比べる分析方法は比濁法と呼ばれ、懸濁液中の粒子が散乱した光を見て、標準液と比較して濁度を決定する用手法をいう (Mallette 1969) (日本ベクトン・ディッキンソン 2007)。目で見比べるほか、比濁計という光度計で評価することもある。
  4. ^ マクファーランド標準やマクファーランド標準液、マクファーランド比濁計標準とも。マクファーランドはマックファーランドとも。
  5. ^ マクファーランド濁度標準液番号1〜10の塩化バリウム、硫酸、菌数の数値は農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所九州支所 (2006)に依る。
  6. ^ a b 波長は600 nm
  7. ^ マクファーランド単位、マクファーランド濁度単位とも。英名はMcFarland unitやMcFarland degreeなど。McFという単位として扱う研究者もいる (Aarnisalo, Lundén & Wirtanen 2006)。


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