ポツダム少尉
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ポツダム少尉(ポツダムしょうい)とは、ポツダム宣言受諾後に戦闘が基本的に終了した8月15日から11月30日まで継続した陸軍省と海軍省によって、この間の日本軍において少尉に任官した軍人[1]の通称である。全員が1階級昇進して除隊した(この期間の昇進をポツダム進級と呼ぶ)。主に、学徒動員や士官学校の士官候補生などが、これによって士官とされる少尉に任ぜられた。人数が多く、任官者が自嘲的に自らを「ポツダム少尉」と呼んだ[1]ことからこの名称が広まった。倉田卓次のように「ポツダム少尉」を自称した人物によって広められた一面もある。
- ^ a b c 『昭和史事典』毎日新聞社〈別冊1億人の昭和史〉、1980年、342頁。
- ^ 坂東太郎 (2010年1月12日). “09年の交通事故死者数が5000人を割り込む”. 早稲田塾. 2011年6月14日閲覧。
- ^ 三國一朗 『戦中用語集』 岩波新書 黄310 ISBN 4004203104、205p・186p
- ^ “退職時特別昇給を全廃 国家公務員、5月から”. 共同通信 (2004年4月3日). 2011年7月2日閲覧。
- 1 ポツダム少尉とは
- 2 ポツダム少尉の概要
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