ペルシア式カナートとは? わかりやすく解説

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ペルシア式カナート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 18:56 UTC 版)

ペルシア式カナート(ペルシアしきカナート)は、イランの世界遺産の一つである。紀元前のペルシアで生まれ、世界に伝播していった地下水路カナートは現代のイランにも数多く残るが、その中でも技術や立地の点で代表的と見なされる11か所のカナートを対象とする世界遺産である。




注釈

  1. ^ 中国では王国維がカナートの中国起源説を唱え、イランのカナートも中国の技術が西に伝播したものだとしたが、この説はあまり説得的ではない(織田 1984, pp. 50-51 ; 岡崎 1988, pp. 61-62)。
  2. ^ モロッコでの呼称はkhattara ないし rhettaraという(織田 1984, p. 54)。ホッタラ(Khottara)とする文献もある(小堀 1992, p. 99)。
  3. ^ もっとも、ドイツ、ボヘミア、チリに残るものは地元民によって独立に創出されたものとする説もある(織田 1984, pp. 55, 69, 71)。
  4. ^ 一覧表のうち、ID、名称、面積・緩衝地域はThe Persian Qanat - Multiple Location世界遺産センター)に拠り、成立時期、長さ、井戸の数、特記事項はICOMOS 2016(pp.94-95) に拠った。

出典

  1. ^ a b c d e プレック研究所 2017
  2. ^ a b 岡崎 1998, p. 46
  3. ^ a b 織田 1984, p. 49
  4. ^ 岡崎 1988, pp. 46-47
  5. ^ ICOMOS 2016, p. 94
  6. ^ 岡崎 1988, pp. 44-45
  7. ^ 岡崎 1988, p. 45
  8. ^ 織田 1984, pp. 49, 52
  9. ^ 岡崎 1988, pp. 60-62
  10. ^ 織田 1984, pp. 51-53
  11. ^ 岡崎 1988, p. 63
  12. ^ 岡崎 1988, pp. 63
  13. ^ 小堀 1992, p. 96
  14. ^ 織田 1984, pp. 69-71
  15. ^ 岡崎 1988, p. 56
  16. ^ 織田 1984, p. 53
  17. ^ a b c d e ICOMOS 2016, p. 95
  18. ^ 織田 1984, pp. 54-55 ; 岡崎 1988, p. 57
  19. ^ 織田 1984, pp. 54-55
  20. ^ a b c 岡崎 1988, p. 57
  21. ^ 織田 1984, p. 55
  22. ^ 岡崎 1988, pp. 57-58
  23. ^ a b 山田 2014, p. 45
  24. ^ 岡崎 1988, p. 40
  25. ^ 岡崎 1988, pp. 2-5
  26. ^ 岡崎 1988, p. 6
  27. ^ a b ICOMOS 2016, p. 93
  28. ^ ICOMOS 2016, p. 102
  29. ^ ICOMOS 2016, pp. 95-96
  30. ^ ICOMOS 2016, p. 96-97, 102
  31. ^ 下田一太 「第40回世界遺産委員会の概要」、『月刊文化財』第640号、2017年、pp.29-34
  32. ^ 世界遺産検定事務局『くわしく学ぶ世界遺産300』マイナビ出版、2017年、p.16
  33. ^ 古田 & 古田 2016, p. 43
  34. ^ 『なるほど知図帳 世界2017』昭文社、2016年、p.132
  35. ^ 『今がわかる時代がわかる世界地図 2017年版』成美堂出版、2017年、p.142
  36. ^ 日本ユネスコ協会連盟 2016, p. 23
  37. ^ a b c World Heritage Centre 2016 (p.216) より翻訳の上、引用。
  38. ^ ICOMOS 2016, p. 94


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