ベースン・アンド・レンジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 06:46 UTC 版)
「カリフォルニア州の地理」の記事における「ベースン・アンド・レンジ」の解説
シエラネバダ山脈の東にベースン・アンド・レンジ地質区があり、ネバダ州まで広がっている。この地質区は一連なりの山脈と谷(学術的には地塁と地溝)であり、地殻の水平方向への伸びによって形成される。ここの特徴的な地形がモノ湖であり、北アメリカで最古の湖とされている。ベースン・アンド・レンジには北アメリカで最も深い谷であるオーウェンズバレーもあり、ホイットニー山の山頂からは10,000フィート (3、000 m) 以上の深さがある。 東カリフォルニアのシエラネバダ山脈の下には一連なりの干上がった湖床があり、最終氷期には水が張られていた(氷河の氷が溶けた水だが、氷河作用の影響を直接は受けていなかった)。これら湖の多くには様々な種類の塩を含む蒸発岩が多量にある。これら湖床の塩沈殿物は長年にわたって採掘されてきた。その中でも著名な塩がホウ砂(硼砂、ほうしゃ)であり、オーエンズ湖やデスバレーで採取されてきた。 この地区にはホワイト山脈があり、世界でも最も樹齢が長いブリストルコーンパインが自生している。
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