ヘヴィメタルおよびパンクロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 08:02 UTC 版)
「ブレイクダウン」の記事における「ヘヴィメタルおよびパンクロック」の解説
メタルコアやデスコアのような積極的にヴァース‐コーラス形式を用いないジャンルでもブレイクダウンは見られる。これらのジャンルにおいてブレイクダウンはしばしモッシュやスラミングなどを引き起こし、同じ文脈で語られることがある。 多くのメタルコア、デスコアに分類されるバンドは、重厚感を演出するためにブレイクダウンを導入している。ギタリストはバスドラムに合わせてチャグと呼ばれるブリッジミュートによる重低音のリフを刻むことが多い。この場合バスドラムはチャグの音圧を底上げするための要素としての役割が強い。ギタリストはより楽曲に幅を持たせるために、ブレイクダウンと共にリズミカルで調和の取れたリフや、弦をミュートさせて高音のアタックノイズを発生させることがある。時にこれらは、共に半音やトライトーン、ピンチ・ハーモニクスなどの不協和音との対比に使われる。ギターはドロップDやドロップC#などのドロップチューニングが施されている場合が多い。特にデスコアなどの非常に攻撃的なサウンドを演奏するバンドのギタリストにはドロップAのチューニングを行っている者もいる(ホワイトチャペル、カーニフェックスなど)。 アスキング・アレクサンドリア、アタック・アタック!、エンター・シカリ、Fear, and Loathing in Las Vegasなどのように、ブレイクダウンにシンセサイザーをフィーチャリングしてダンスビート要素を加えるバンドもいる(エレクトロニコア)。 パンク・ロックでは、ブレイクダウンはアップテンポになる傾向にあり、フロア・タムやスネアによって疾走感のあるテンポを作り上げる。そこでもしばしスカダンスやモッシュ、サークルピットなどが発生する。
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