ヘンリク・グレツキ
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 14:55 UTC 版)
「ポーランドの現代音楽」の記事における「ヘンリク・ミコワイ・グレツキ」の解説
ヘンリク・ミコワイ・グレツキは、「交響曲第三番」の世界的大ヒットによって知られている。活動初期には衝撃音を好む異色の作曲家であり、「交響曲第一番」で特異な音響美学を提示することに成功する。1960年代に作曲された「起源」、「音楽」、「激突」、「コロスI」はいずれも甲斐説宗によって絶賛された。後年は、旋法性を重視し、宗教的及び政治的な側面を強く打ち出すようになる。「交響曲第二番」をピークとして、音響が穏やかなってゆき、瞑想的、叙情的で親しみやすい「交響曲第三番」のヒットに繋がってゆくが、この作品にもずらしカノンや特定の素材の執拗な反復など、かつての作風を偲ばせる要素がないわけではない。なお、彼の息子も作曲家である。
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