ブロック処理とは? わかりやすく解説

ブロック処理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 09:06 UTC 版)

アルゴリズム遅延」の記事における「ブロック処理」の解説

アルゴリズム遅延要因1つがブロック処理である。ブロック処理では時刻 t {\displaystyle t} の入力信号 x t {\displaystyle x_{t}} を逐次処理するではなくx t {\displaystyle x_{t}} ~ x t + N {\displaystyle x_{t+N}} を1かたまりとしこの単位一括処理する。次の処理では時刻を h {\displaystyle h} 進めた x t + h {\displaystyle x_{t+h}} ~ x t + h + N {\displaystyle x_{t+h+N}} を同様に一括処理する。処理単位ブロックフレームウィンドウなどと、間隔 h {\displaystyle h} はホップ長(英: Hop length)やストライド(英: Stride)と呼ばれるブロック長 N {\displaystyle N} とホップ長 h {\displaystyle h} は必ずしも一致しないN = h {\displaystyle N=h} のブロック処理では、ブロック先頭 x t {\displaystyle x_{t}} を処理するためにブロック末端 x t + h {\displaystyle x_{t+h}} までの入力を待つ必要がある。つまりストリーム入力をとるアルゴリズムであればホップ長 h {\displaystyle h} のブロック処理は入力 x t + a {\displaystyle x_{t+a}} に「最大で」 h {\displaystyle h} のアルゴリズム遅延もたらす。「最大」なのはサンプル位置によりアルゴリズム遅延異なるからである。ブロック末端 x t + h {\displaystyle x_{t+h}} の視点でみると取り込まれ瞬間処理されるためブロック処理のアルゴリズム遅延は0である。ブロック単位でみた遅延最大値たる h {\displaystyle h} になる。 N > h {\displaystyle N>h} の場合、ブロック処理を出力視点でみると、ホップ長 h {\displaystyle h} 分の出力一括出力している。 N > h {\displaystyle N>h} で出力長以上の入力取りこんでいということはブロック内での先読み/後読みをおこなっていることになる。つまり t {\displaystyle t} ~ ( t + h ) {\displaystyle (t+h)} を出力するために ( t − b ) {\displaystyle (t-b)} ~ ( t + h + a ) {\displaystyle (t+h+a)} を入力している( N := b + h + a {\displaystyle N:=b+h+a} ) 。アルゴリズム遅延影響するのは先読みであるため、ブロック単位でみたアルゴリズム遅延h + a {\displaystyle h+a} になる。 またブロック処理と先読み組み合わせブロック k {\displaystyle k} の処理にブロック k + M {\displaystyle k+M} を必要とさせるともできるその場合は h {\displaystyle h} 単位必要な入力増えていくためアルゴリズム遅延h + a + M ∗ h {\displaystyle h+a+M*h} になる。

※この「ブロック処理」の解説は、「アルゴリズム遅延」の解説の一部です。
「ブロック処理」を含む「アルゴリズム遅延」の記事については、「アルゴリズム遅延」の概要を参照ください。

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