ブラキヒオプス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/23 02:09 UTC 版)
ブラキヒオプス(学名:Brachyhyops)は、新生代古第三紀始新世に北アメリカ西部およびアジア南東部(モンゴル・中華人民共和国・カザフスタン)に生息していた、鯨偶蹄目エンテロドン科の絶滅した属[1][2][3][4]。最初の化石はアメリカ合衆国ワイオミング州中央の Beaver Divide の始新世にあたる堆積物から記録されており、カーネギー自然史博物館の古生物学チームが20世紀初頭に発見した。模式種であるブラキヒオプス・ワイオミンゲンシスは1つの頭骨に基づいて1937年にE・H・コルバートが命名し、公式には1938年に記載された。20世紀後半に北アメリカから追加の標本が発見され、カナダサスカチュワン州やアメリカ合衆国テキサス州で記録されている。これはブラキヒオプスが北アメリカ西部に幅広く拡散・分布していたことを示唆している。
- 1 ブラキヒオプスとは
- 2 ブラキヒオプスの概要
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