フィヨルドの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:55 UTC 版)
湾の特徴は、U字谷と同様になる。前述のように、湾口から湾奥まで湾の幅があまり変わらず、細長い形状になる。さらに、海岸線は湾奥を除いて断崖絶壁となるものが多く、水深も深い。数値を挙げると、ノルウェーのソグネ・フィヨルドなどは、長さが200キロメートル、水深・両岸の断崖ともに1000メートルを越えるものもある。なお、それであっても湾の幅は数キロメートル程度である。 ヨーロッパ北部のノルウェー・スウェーデンからなるスカンディナビア半島がフィヨルド地帯として最も有名。特にノルウェー側に当たる西部・北部に多く見られ、トロンヘイム・フィヨルドなど、その美しい景観から観光名所として有名なものもある。スカンディナビア半島のほかに、大西洋上のグリーンランド、アイスランドにもこのフィヨルド地形が多く見られる。 ニュージーランドの南島や、チリ(パタゴニア西岸)にも存在する。 世界最大のフィヨルドはグリーンランドのスコルズビ湾、次いでノルウェーのソグネ・フィヨルドである。
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