ビルマ連邦国民連合政府
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ビルマ連邦国民連合政府(ビルマれんぽうこくみんれんごうせいふ、英語:National Coalition Government of the Union of Burma、略称:NCGUB)は、かつてアメリカ・メリーランド州のロックヴィルに存在したミャンマー(ビルマ)の亡命政府。軍事政権による民主化運動弾圧に対抗するため、1990年の総選挙で選出された人民議会[1]の議員によって1990年に樹立された。2011年以降にミャンマーで政治体制の民主化(ミャンマー民主改革)が進んだことを受け、本国での民主化運動へ合流する目的で2012年に解散した。
- ^ ビルマ連邦社会主義共和国時代に存在したビルマの議会。日本語では「国民議会」とも訳される。なお、ビルマ語での名称は「Pyithu Hluttaw」だが、この名称は後に設置される連邦議会の人民代表院でも用いられている。
- ^ 議席定数の3/4。残る1/4の議員はミャンマー国軍最高司令官によって任命される。
- ^ ただし、NCGUBの最大勢力である国民民主連盟(NLD)は選挙への対応を巡って分裂し、大多数は選挙ボイコットに賛同したものの、一部の人員は国民民主勢力(NDF)を結成して選挙に参加した。
- ^ 「1990年の民主的な選挙で表明された人々の意志に従って、民主主義の設立を確実にするために緊急で意義のある対策を取ることと、そのために政党や少数民族の指導者達との実際的な会話を即座に、また無条件に着手する事」を勧告。
- 1 ビルマ連邦国民連合政府とは
- 2 ビルマ連邦国民連合政府の概要
- 3 歴史
- 4 政策活動と現状
- 5 政府の組織構成
- 6 関連項目
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