ハドロン時代
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ハドロン時代(Hadron epoch)は、初期宇宙の進化において、ハドロンが宇宙の質量の大半を占めていた時代である。ビッグバンの後約10-6秒後、宇宙の温度が、クォーク時代のクォークがハドロンに結合できるほど十分下がった時に始まった。当初、温度は十分高く、ハドロン/反ハドロン対を形成することができ、物質と反物質の熱平衡の状態が保たれた。しかし、宇宙の温度が下がり続けると、ハドロン/反ハドロン対は形成されなくなった。ハドロンと反ハドロンの大部分は、少量のハドロンを残して対消滅した。反ハドロンの消滅は、ビッグバンの1秒後までには完了し、レプトン時代が始まった。
- 1 ハドロン時代とは
- 2 ハドロン時代の概要
ハドロン時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 09:17 UTC 版)
詳細は「ハドロン時代」を参照 宇宙誕生から10-6から1秒後 宇宙を構成するクォークグルーオンプラズマが冷えることにより、陽子、中性子といったバリオンからなるハドロンが形成される(クォーク・ハドロン相転移を参照してください)。宇宙誕生からおおよそ0.1秒後、ニュートリノは分離して時空を自由に移動するようになる。この宇宙ニュートリノ背景は、詳細は不明であるが後に放射される宇宙マイクロ波背景に似ている。
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