トンボロ現象
英語:tombolo、tombolo phenomena、tombolo phenomenon
潮の満ち引きによって島になったり陸地と地続きになったりする現象。
干潮時に陸とつながった島は陸繋島もしくは陸繋砂州と呼ばれる。
トンボロ現象は海底が満潮時の水面よりも低く、干潮時の水面よりは高い砂州になっている地形で見られる。干潮時には歩いて島へ赴くことができる。
トンボロ現象が見られる最もよく知られた地として、フランスにある世界遺産モン・サン・ミシェルと陸をつなぐ砂州がある。付近の干満の差は十数メートルにも上るという。
国内では瀬戸内の小豆島にある「エンジェルロード」の呼び名で知られる砂州などがある。天橋立は砂州であるがトンボロ現象は見られず水没することはない。
トンボロ現象
トンボロ現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 07:19 UTC 版)
干潮時に砂州が海面上に現れる現象とするのはWikipedia発の誤用です。現在、タイダル・アイランドに修正されています。 |
トンボロ現象(トンボロげんしょう)とは、海中の障害物に砂が堆積する現象。
障害物に堆積した砂が砂州を形成し陸繋島に至る陸繋砂州(トンボロ)の形成原理であり、人工なぎさの造成に応用される一方[1]、地形の変化を招くため抑制される場合もある[2]。
脚注
- ^ 現代用語の基礎知識 (1981 ed.). 自由国民社. (1981). p. 905
- ^ 例:鎌田彰 (1995). “島式漁港の建設と海浜変形 国縫漁港における事例”. 土木学会北海道支部論文報告集 51 (B): 316 .
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