トランプラー分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 12:17 UTC 版)
「ロバート・トランプラー」の記事における「トランプラー分類」の解説
トランプラー・カタログには、「星団中心部の集中度」「星団に属する星々の明暗の幅」「星団に属する星の数」の3つの要素で散開星団を分類する手法が使われていた。この分類は、後に「トランプラー分類 (英: Trumpler classification)」と呼ばれるようになった。 星団中心部の集中度 : IからIVの4段階で評価。中心部に強く星が集中していれば「I」、周囲の星野との差が少なく徐々に星が集まっていれば「IV」となる。 星の明暗の幅 : 1から3の3段階で評価。星団に属する恒星の明るさに差がなければ「1」、明暗の差が大きければ「3」となる。 星団の星の数 : p, m, rの3段階で評価。50個より少なければ「p」、50 - 100個の範囲ならば「n」、100個より多ければ「r」となる。 細長い星団には「E」、非対称形の星団には「U」、星雲に巻かれている星団には「N」が付記される。 トランプラーによる分類では、プレヤデス星団は「II3rN」、ヒアデス星団は「II3m」、かみのけ座 (Mel 111) は「II3p」と分類された。
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