ディレクTVの撤退 - 迷走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 13:26 UTC 版)
「フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング」の記事における「ディレクTVの撤退 - 迷走」の解説
2000年3月、ディレクTVが業績不振のため日本での事業停止してスカイパーフェクTV!(現:スカパーJSAT)へ事実上統合になった。FMWのPPV放送はスカイパーフェクTV!(現:スカパー!プレミアムサービス)に引き継がれたが放映権料は大幅に下げられることとなり、経営悪化は一気に拍車がかかった状況となった。 2001年、話題作りのためか社長の荒井が率いる正規軍6人が経営権をかけて冬木軍と対決。結局敗れて経営権を奪われる。ただし、これはあくまでもリング上のアングルであり、実際には倒産まで荒井が社長を務めていた。 10月22日、ハヤブサが後楽園ホール大会での試合中の事故により頸椎を損傷して長期欠場を余儀なくされた。この時のシリーズの日程が異常ともいえるほどのハードスケジュールで当日ハヤブサは発熱していたと社長の荒井の著書に記されている。2002年1月、ミスター雁之助も負傷して長期欠場になった。看板選手の欠場は経営基盤の弱いFMWには致命傷になった。この間にも社長の荒井はコストカットのため田中、邪道、外道、中山香里の契約解除を行うなどFMWの危機は一般のファンにも明らかとなった。 この頃に行なわれた出来立ての飲茶を食べながら凶器にも使えるファイティングディナーマッチや、敗者を全裸にするネイキッドマンマッチという試合形式は、ファンはおろかマスコミからも反発を受けて、社長の荒井も自著で「失笑すらおきない大顰蹙を買い、さらにネイキッドマンに関しては事前に「敗者を全裸にする」と告知していたため試合会場に私服警官が現れて呼び出しを受けた」と述べている。さらに観客の前で荒井に対し偽の尿を浴びせるといった下品なストーリー展開も行われた。このような事態がFMWの迷走ぶりを示していたと言える。
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