タイ・ビルマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 08:46 UTC 版)
詳細は「インパール作戦」および「ビルマの竪琴」を参照 インパール作戦の激戦地であった泰緬国境地帯には、敗走中に部隊から落伍、或いは逃亡し行方不明となった末に現地に定住したり、『ビルマの竪琴』の水島上等兵のように戦友の慰霊の為に現地に留まる形で残留日本兵が約1000名発生した。これらの残留日本兵の記録は、2009年に松林要樹によりドキュメンタリー映画「花と兵隊」にて取り上げられたが、同年1月25日に藤田松吉、10月26日に中野弥一郎が相次いで死去したことで、同国の残留日本兵は一人もいなくなった。 中野を題材とした著作、『帰還せず 残留日本兵六〇年目の証言』を著した青沼陽一郎によれば、青沼が2005年時点で取材したアジア各国の14人の残留日本兵は、2014年にインドネシアで小野が逝去した段階で生存者が一人もいなくなったという。
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