セーの法則とは? わかりやすく解説

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セー‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【セーの法則】

読み方:せーのほうそく

セー提唱した経済学上の見解貨幣は単に交換の媒介手段にすぎず、供給はそれ自らの需要つくりだす。従って、部分的過剰生産はありえても一般的過剰生産ありえないという主張マルクスケインズによって批判された。販路説。


セイの法則

(セーの法則 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/23 08:47 UTC 版)

セイの法則(セイのほうそく、セーの法則、: Say's law, : Loi des débouchés)とは「供給はそれ自ら需要をつくりだす」という命題に要約される経済学上の見解[1]。一般に経済を四つの分野(生産物市場、労働市場、債券市場、貨幣市場)に分類し、貨幣市場を除いた残りの財市場において「全体としての需要と供給がつねに等しい」と考える体系がセイの法則であると考えられている[注釈 1]。「非貨幣市場の総供給と総需要は常に一致する」という原則[2]


注釈

  1. ^ 貨幣市場を除く残余の市場においてこの法則が成立するとするセイの法則の定義についてはケインズも同様の定義を採用する。Keynes, J.M.(1936), The General Theory of Employment, Interest and Money, Macmillian, PP.21-22.三崎一明「セイの法則とは何か」(追手門経済論集 22(1), p213-220, 1987-09)[1]PP.213-214.

出典

  1. ^ 小学館・日本大百科全書(ニッポニカ)「セーの法則」(佐々木秀太)[2]
  2. ^ a b 齊藤 2006, p. 256.
  3. ^ 森嶋 1994, p. 239.
  4. ^ 森嶋 1994, pp. 226–233.
  5. ^ 『經濟分析の歷史』岩波書店。 
  6. ^ Classical Economics:An Austrian Perspective on the History of Economic Thought Volume II. Edward Elgar Publishing. pp. 27- 
  7. ^ 『思想としての近代経済学』森嶋通夫岩波新書[要ページ番号]


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