スハルト時代以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 02:05 UTC 版)
スハルト政権の支持基盤として存続してきたゴルカルであるが、その組織的起源はスカルノ政権末期にある。 9月30日事件に至るまでのスカルノ「指導される民主主義」末期、インドネシア共産党(PKI)の組織拡大を警戒した国軍は、PKI傘下の大衆組織に対抗しうる組織を形成する必要に迫られた。そこでPKIに反発する職業別集団を組織化し、それらを調整する機関として、1964年10月20日にゴルカル共同事務局(Sekber Golkar)を発足させた(大形、1995年、144頁以下を参照)。 その後、9月30日事件によってPKIが壊滅し、スカルノの失脚、スハルトの大統領就任、そしてスハルトによる新体制が始まるとともに、ゴルカルもまた新たな政治的役割を担うことになった。1971年7月5日に予定された総選挙に、スハルト政権を支持する政治団体として、ゴルカルも参加することになったのである。
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