ジャンカルロ・バゲッテイ(イタリア)
1961年5月のシラクーサGP、2週間後のナポリGP (いずれもノンチャンピオンシップF1レース)、そして7月、ランスにおけるフランスGPと、F1にデビューして以来3レースをすべてを優勝で飾ったことで、一躍イタリア国民の脚光を浴びた。そのいずれも、乗ったのは1.5L時代のV6エンジンを搭載したフェラーリ。しかし、チーム・フェラーリの内紛の影響を受けて、新設のATSに移籍。その後はついに勝利することなく終わった。彼のドライビングスタイルは無謀なところがなく、常に冷静で、レース中でも自ら立てた戦略を状況に応じて変更しながら走ったといわれる。また、苦労してF1に上がってきたロレンツォ・バンディーことは好対照で、世間は好敵手と論じたが、実際には2人はいい関係にあった。
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