サスペンションロール角

大車林

サスペンションロール角

英語 suspension roll angle

左右車輸の中心を結んだ線を基準とした、車体の前後軸まわりの回転角をいう。タイヤを剛体とみなし、サスペンションの変位のみによって生じるロール角であり、ローリングの力学をサスペンションの観点から解析するときに便利である。サスペンションロール角には、重心高、ロールセンター高、トレッド、サスペンションのスプリングとスタビライザーのばね定数、ブッシュのばね定数、スプリングスバンなどが大きく影響する。定常横加速度の変化に対するサスペンションロール角の変化の比を、サスペンションロール係数という。→ロール角、ロール剛性

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。