コーシー列とは? わかりやすく解説

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コーシー列

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 04:18 UTC 版)

解析学におけるコーシー列(コーシーれつ、Cauchy sequence)は、数列などので、十分先の方で殆ど値が変化しなくなるものをいう。基本列(きほんれつ、fundamental sequence)、正則列(せいそくれつ、regular sequence[1]自己漸近列(じこぜんきんれつ)[2]などとも呼ばれる。実数論において最も基本となる重要な概念の一つである。


注釈

  1. ^ 本質的には、小数展開を有限桁で区切って作った数列を考えているのと同じ。なんとなれば、n が 10 の冪であるときだけみればよい。
  2. ^ 後述のように一般的な語法では完備性と呼ばれる概念であり、函数の連続性とは無関係であるので注意。
  3. ^ 0 に収束する有理コーシー数列(零列)全体の成す極大イデアルで割ったと言ってもよい。

出典

  1. ^ グレン・ジェームズ監修 『数学辞典』 一松信・伊藤雄二監訳、朝倉書店、1993年、p.147
  2. ^ 絹川正吉 『大学理工系 解析要論』 理工学社、1979年、p.122




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