コンテ・ディ・カブール級戦艦とは? わかりやすく解説

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コンテ・ディ・カブール級戦艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 09:27 UTC 版)

コンテ・ディ・カヴール級戦艦 (Navi da battaglia della Classe Conte di Cavour) は、戦艦ダンテ・アリギエーリに引き続き、イタリア王国海軍第一次世界大戦中に竣工させた2番目の弩級戦艦の艦級である。コンテ・ディ・カヴールとも表記する資料も存在する。3隻が1914年から1915年にかけて竣工した。


  1. ^ 煙突の背後に見張り台があったので高熱の煤煙が立ち込め、水兵には不評だった。そのため1920年代の改装で前檣は艦橋と煙突の間に四脚檣を立て、元の三脚檣の主脚はボートクレーンの基部として残された。
  2. ^ コンテ・ディ・カブールがタラント空襲において、魚雷1発の被害で休戦まで戦力を喪失したのは、プリエーゼ式水雷防御の不備により被害が拡大したためとされることもあるが、カブールは魚雷の艦底爆発により艦底を破砕されて浸水着底しており、プリエーゼ式水雷防御とは無関係である。また、カブールの戦力復帰が叶わなかったのは、排水と浮揚に時間が係ったこと(砲塔など重量物を撤去している)と、復旧工事に加えて対空防御強化のための改造をしようとしたが、既にイタリアの工業力が限界に達していたためである。タラント空襲で被害を受けなかったジュリオ・チェーザレは移動したナポリ停泊中に空襲による至近弾を受けたが、この際の水中爆発に対しては、プリエーゼ防御の内筒は想定どおりに機能している。
  3. ^ Bagnasco & Grossman, p. 65


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