クロス・ドッキング
商品が倉庫や配送センターに届けられたとき、一時的保管をすることなく、すぐに小売店舗に配送できるように作業が行われる仕組み。入荷場所(インバウンド・ドック)から出荷場所(アウトバウンド・ドック)に商品を通過(クロス)させる意味からきている。クロス・ドッキングでは入荷と出荷に関する業務が緊密に関連づけられていることが重要である。商品の一時保管、在庫、仕分け作業を行わず、大幅なコスト削減が実現できる。パレット・レベルのクロス・ドッキングでは取引先から入荷されたパレットはすべて余分な作業をすることなく、直接店舗への運送となる。ケース・レベルのクロス・ドッキングでは、ケースはベルト・コンベヤーに乗せられ、自動的に所定の店舗向けの出荷場所に送られる。
クロスドッキング
クロスドッキング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 09:08 UTC 版)
クロスドッキングとは経営学用語の一つであり、チェーン店を展開している小売業の物流システム。これはすべてのチェーン店を総括する物流センターに商品が入庫されたならば、すぐにその商品を店別に仕分けをして出荷するというシステムである。欧米の物流ではディストリビューション・センターという施設が置かれ、そこで一定期間商品が保管された後に出荷されるという形式がほとんどであった。このためにクロスドッキングというシステムの導入により、在庫の減少やリードタイムを短縮できるというメリットが注目された。日本の物流においては、商品を物流センターに在庫として保管するというシステムは無く[要出典]、保管を経ずに通過をするのみであった。このことから日本でクロスドッキングを導入したならば合理化は期待できず、メーカーや流通業者の負担が増えるということになる場合がある。
- 1 クロスドッキングとは
- 2 クロスドッキングの概要
「クロスドッキング」の例文・使い方・用例・文例
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