キフォイザー星域会戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)
「銀河英雄伝説の戦役」の記事における「キフォイザー星域会戦」の解説
帝国暦488年7月~。盟主のブラウンシュヴァイク公爵と反目した副盟主のリッテンハイム侯爵が、50,000隻の艦艇を率いてガイエスブルク要塞を離れ、ガルミッシュ要塞を本拠地とし、辺境制圧を担当していたキルヒアイス(コミック版では30,000隻、OVAでは40,000隻)とキフォイザー星域で対決した。 相手の艦隊陣形の不備を見抜いたキルヒアイスは、これを烏合の衆と評し、斜線陣形を敷いてルッツとワーレンに正面対決を任せる一方、自分は本隊として高速巡航艦800隻を率いて相手の右側面から突入、リッテンハイム軍は総崩れとなった。混乱したリッテンハイムはガルミッシュ要塞に転進と主張するところの撤退をはじめたが、その航路上に居た自軍の補給部隊を躊躇なく攻撃し、壊滅させて航路を拓き撤退した。リッテンハイム軍のうち要塞に撤退できたのは3000隻に満たず、18000隻が完全破壊され、5000隻が何処かに逃げ去り、残りは拿捕されるか降伏した。 補給部隊の生き残りであるコンラート・リンザー中尉が貴族連合軍を見限り、要塞に降伏を呼びかける事をキルヒアイスに申し出たが、その前に要塞の司令官室で、リッテンハイムに置き去りにされた敗残兵ラウディッツ中佐がゼッフル粒子を用いて自爆し、リッテンハイムは爆死した(藤崎版では、同席していたサビーネも爆死している)。キルヒアイスはその隙を突いてガルミッシュ要塞に兵を送り込み、制圧に成功した。 この戦いで、貴族連合軍は副盟主と全兵力の3割を失った。
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