カメレレとは? わかりやすく解説

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カメレレ


カメレレは、日本輸入されている用材となるユーカリ類の中では、もっともよく知られているものでしょうユーカリ仲間数百種位ありますが、カメレレはアジア熱帯太平洋地域あるいは、その他の熱帯地域で、造林成功している樹種一つです。日本一般に輸入されているものは、パプアニューギニア産の天然木です。ニューギニアでは、単一樹種大量に入手出来樹種少なく、カメレレはその内では、比較大量に得られるので、パプアニューギニア樹種代表的なもの一つとされています。
造林したものは大変成長がよく、個体によっては17.8年で、直径70cmを越えることさえあります熱帯各地では、カメレレをパルプ用の原料として造林することが多いのですが、大きくなったものは合板用材としても使える可能性あります

木材
心材の色は淡赤褐色ないし赤褐色ですが、辺材桃色帯びているので、辺材心材との境界はっきりしません。肌目はやや粗く木理通直なもの、やや交錯するものなどがあります天然木場合にはやや重硬ですが(気乾比重:0.62~0.69)、造林木の場合はずっと軽くなり(同:0.42~0.45)ます。 製材機械加工は容易で、仕上げた面は非常に良い、旋作すると表面毛羽立つことがありますが、研磨によって平滑な材面が得られます。人工林からの木材はずっと軽軟で、別の樹種木材のようにみえます

用途
天然大木からのものは、家具屋内建具壁パネルなど、また合板用としても使われています。造林木はパルプ原料されます


レインボーユーカリ

(カメレレ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/04 15:50 UTC 版)

レインボーユーカリ学名 : Eucalyptus deglupta)は、ユーカリ属高木樹である。北半球で自生する唯一のユーカリ属の植物で、ニューブリテン島ニューギニア島セラム島スラウェシ島ミンダナオ島を自生地とする。カメレレ[4]カマレレ(kamarere)、レインボーガム: rainbow gum[5]とも呼ぶ。


  1. ^ a b Hills, R. (2019). Eucalyptus deglupta. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T61911798A61911825. doi:10.2305/IUCN.UK.2019-3.RLTS.T61911798A61911825.en. Accessed on 7 October 2022.
  2. ^ Eucalyptus deglupta
  3. ^ Plant list
  4. ^ 熱帯植物研究会 編 『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、337頁。ISBN 4-924395-03-X 
  5. ^ コリン・リズデイルスペイン語版、ジョン・ホワイト、キャロル・アッシャー 著、杉山明子、清水晶子 訳『知の遊びコレクション 樹木』新樹社、2007年、156頁。ISBN 978-4-7875-8556-1
  6. ^ Garner, LariAnn. “Under the Rainbow (pdf)”. 2014年8月17日閲覧。
  7. ^ David Webster Lee (2007). Nature's palette: the science of plant color. University of Chicago Press. p. 228. https://books.google.co.jp/books?id=M3e5wyFJY-8C&pg=PA228&redir_esc=y&hl=ja#v=onepage&q&f=false 2014年8月17日閲覧。 
  8. ^ Notes on Eucalyptus (pdf)”. National Resources Institute. 2014年8月17日閲覧。


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