カサブランカ (映画)とは? わかりやすく解説

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カサブランカ (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 01:11 UTC 版)

カサブランカ』(英語: Casablanca)は、1942年アメリカ合衆国恋愛ドラマ映画監督マイケル・カーティス、出演はハンフリー・ボガートイングリッド・バーグマンなど。


注釈

  1. ^ なおアメリカは、自らが第二次世界大戦に参戦する以前の1940年にヴィシー政権を「フランスを代表する正当な政府」として承認し、当時の「仮想敵国」であるドイツを牽制していたが、1941年12月のドイツとの開戦後はヴィシー政権を「ドイツの傀儡政権」と見なし断交するに至った。また、ドイツとの開戦後は上記のように「自由フランス」を「フランスにおける正当な政府」として認めるに至り、1943年1月に行われた「カサブランカ会談」においては正式に指導者のシャルル・ド・ゴールを「フランス政府を代表する人物」として招へいしている。
  2. ^ なお、第8回ニューヨーク映画批評家協会賞でボガートは、本作と並行して『パナマの死角』という作品でも候補に上がっている。
  3. ^ 配給会社がつけたキャッチフレーズ[25]
  4. ^ "Play it again, Sam."と誤解されているが、実際には"again"とは言っていない。
  5. ^ 「時の経つまま」「時の過ぎゆくままに」と訳されるが、誤りで、実際には「時が経っても」の意。
  6. ^ いくつかの書籍[30][31][32]に本説の記述があるが、ヨーロッパ統合運動の展開を研究する戸澤英典(東北大学教授)は、本説の確証を得ていない[33]。また、ヒロインのイルザ・ラント(Ilsa Lund)の名は、リヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーの夫人で、著名な女優であったイダ・ローラント英語版に由来するとみる説がある。ただしイダは1940年初夏の米国渡航時に59歳、映画上映の1942年11月に61歳。またリヒャルトがイダと結婚した時にイダには連れ子のエリカがいて、エリカはクーデンホーフ=カレルギー家の養子になった。

出典

  1. ^ a b Warner Bros financial information in The William Shaefer Ledger. See Appendix 1, Historical Journal of Film, Radio and Television, (1995) 15:sup 1, 1–31 p. 23 doi:10.1080/01439689508604551
  2. ^ カサブランカ”. WOWOW. 2020年10月28日閲覧。
  3. ^ N.E.M.officialのツイート(2020年10月28日)
  4. ^ @info_fieldworks (2022年9月21日). "(株)フィールドワークスのツイート". X(旧Twitter)より2022年9月26日閲覧
  5. ^ カサブランカ[新録・完全吹替版]”. STAR CHANNEL. 2013年8月2日閲覧。
  6. ^ “『カサブランカ』池田秀一、潘恵子、古谷徹による新吹き替え版が劇場公開”. シネマトゥデイ. (2011年11月1日). https://www.cinematoday.jp/news/N0122754 2020年5月19日閲覧。 
  7. ^ @info_fieldworks (2022年9月20日). "(株)フィールドワークスのツイート". X(旧Twitter)より2022年9月20日閲覧
  8. ^ ワーナー・ブラザースより映画史に輝く珠玉の作品が豪華 BOX で登場!12月2日発売!”. ワーナー・ブラザース公式. 2022年9月20日閲覧。
  9. ^ 日本音声製作者連盟『音声制作者の自画像と夢―映像にいのちを吹き込んできた50年』(2001年1月1日)より
  10. ^ “ふきカエレビュー”. ふきカエル大作戦!!. (2021年4月7日). https://www.fukikaekingdom.com/archives/review_1111.html#kubo 2022年8月31日閲覧。 
  11. ^ @info_fieldworks (2022年6月30日). "(株)フィールドワークスのツイート". X(旧Twitter)より2023年11月14日閲覧
  12. ^ 岩崎昶の「映画史」年表より。
  13. ^ 四方田犬彦『映画はもうすぐ百歳になる』筑摩書房、1986年、151頁頁。ISBN 978-4480055095 
  14. ^ 山本武利『ブラック・プロパガンダ―謀略のラジオ』岩波書店、2002年。ISBN 978-4000246118 
  15. ^ 里見脩『姿なき敵』イプシロン出版企画、2005年。ISBN 978-4903145013 
  16. ^ 東京財団研究報告書2004−10「日本の対外情報発信の現状と改革」53ページ[1]
  17. ^ オットー・フリードリック『ハリウッド帝国の興亡 - 夢工場の1940年代』(文藝春秋、1994年3月)。
  18. ^ 『イングリッド・バーグマン マイストーリー』(136 - 137ページ、新潮社)
  19. ^ 『ハリウッド100年』水野晴郎
  20. ^ a b c d e ハワード・コック『カサブランカ』東京新書館
  21. ^ 田中小実昌『超時間対談』(集英社、1981年)
  22. ^ “Film reviews through the years: Casablanca. Variety. (1942-12-02). https://variety.com/2007/digital/markets-festivals/index-sets-up-china-shop-1117975340/ 2009年9月1日閲覧。. 
  23. ^ Casablanca (1942)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月28日閲覧。
  24. ^ 映画 カサブランカ (1942)について”. allcinema. 2020年10月28日閲覧。
  25. ^ 神戸広域エリア情報
  26. ^ DVD、ワーナー・ホーム・ビデオ、DLT-56237、カサブランカ 特別版(日本語字幕/英語字幕)
  27. ^ 書籍情報: ISBN 4872349822, p.103
  28. ^ 映画「カサブランカ」に登場したピアノ 4億円で落札”. スポーツニッポン(2014年11月26日). 2015年7月30日閲覧。
  29. ^ Who Played It Again, Sam? The Three Pianists of ‘Casablanca’”. 2024年1月28日閲覧。
  30. ^ 吉田直哉『発想の現場から テレビ50年25の符丁』文藝春秋、2002年。ISBN 978-4166602551 
  31. ^ 塚本哲也『わが青春のハプスブルク 皇妃エリザベートとその時代』文藝春秋、1996年。ISBN 978-4167574024 
  32. ^ 塚本哲也『エリザベート ハプスブルク家最後の皇女』文藝春秋、1992年。ISBN 978-4163463308 
  33. ^ 戸澤の運営サイト「RCK(リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー)通信」より。
  34. ^ マーク・ピーターセン『続 日本人の英語』 (1990年、岩波書店) p102-103
  35. ^ マルクス捕物帖 カサブランカの一夜:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画”. MOVIE WALKER PRESS. 2023年12月14日閲覧。
  36. ^ Mayo, Archie (1946-10-12), A Night in Casablanca, Groucho Marx, Harpo Marx, Chico Marx, Loma Vista Productions, https://www.imdb.com/title/tt0038777/ 2023年12月14日閲覧。 
  37. ^ Mikkelson, David (2000年9月10日). “A Night in Casablanca” (英語). Snopes. 2023年12月14日閲覧。 “While preparing to film a movie entitled A Night in Casablanca, the Marx brothers received a letter from Warner Bros. threatening legal action if they did not change the film's title. ...We spread the story that Warners objected to this title purely for publicity reasons. They may eventually actually object to it, although I don't think so. Not being the giant legal mind that you are, I wouldn't venture a decisive opinion but my hunch is that any court would throw out such a case as an absurd one. It seems to me that no one can forbid one from using the name of a city.”



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