オリンピック資格剥奪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 03:28 UTC 版)
「国際ボクシング協会」の記事における「オリンピック資格剥奪」の解説
2019年6月26日、IOC総会で東京オリンピックにおいてのAIBAの競技団体としての資格停止を満場一致で承認した。オリンピックでの競技運営の資格を剥奪された競技団体はAIBAが史上初めとなった。一方でアスリート優先の考えからボクシング競技は実施することとなり、国際体操連盟の渡邊守成が座長に就く特別作業部会がオリンピックボクシングの予選と本選を運営することになった。 2020年12月12日、ウマル・クレムレフが57.33%の投票率で新会長に選出された。 2021年9月30日、リオデジャネイロオリンピックのボクシング競技において、金銭目的による試合結果の不正操作が行われ、AIBAの関係者らが関わっていた可能性があることが、AIBAによって任命された独立調査チームの報告書で明らかになった。試合結果を操作するため、最大25万ドル(約2800万円)の賄賂が審判に提示されたケースもあったという。報告書では、「AIBAでは試合の不正操作や汚職が長期にわたり行われていた」とされ、当時AIBA会長を務めていた呉経国と元運営責任者のカリム・ボウジディが中心となり、共謀して不正行為を可能にしていたと補足された。 2021年12月、組織体制改革の一環として、略称をAIBAからIBAに変更した。 2021年12月9日、IOC会長トーマス・バッハが、「AIBAは組織のガバナンス、財務の透明性、そして審判の判定に関する高潔性への懸念に対処したことを証明しなければならない」と指摘して、2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックの実施競技に含まれるか疑わしいと警告した。
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