エフェメラルポート
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エフェメラルポート(英: ephemeral port)とは、インターネットプロトコル (IP) を用いた通信を行うため、TCP/IPプロトコルスタックが事前に定義されている範囲内から自動的に割り当てるポートである。日本語に直訳すると「短命なポート」「一時的なポート」という意味になる。Transmission Control Protocol (TCP)、User Datagram Protocol (UDP)、Stream Control Transmission Protocol (SCTP) は典型的に、クライアントサーバ型通信において、クライアント側の一時的なポート番号としてエフェメラルポートを使用する[注釈 1]。サーバ側での通信セッション終了時に、ウェルノウンポートを使ってリッスンしているサービスと最初に接続したクライアントとの通信を継続するためにエフェメラルポートが使われることもある。
注釈
出典
- ^ “FreeBSD/i386 5.0-RELEASE Release Notes”. The FreeBSD Project (2003年1月14日). 2021年11月7日閲覧。
- ^ “IP Sysctl” (英語). The Linux Kernel documentation. 2021年6月27日閲覧。 “The default values are 32768 and 60999 respectively.”
- ^ Ephemeral ports - IBM Documentation
- ^ a b “The default dynamic port range for TCP/IP has changed in Windows Vista and in Windows Server 2008 - Windows Server”. Microsoft Docs. 2021年8月21日閲覧。
- 1 エフェメラルポートとは
- 2 エフェメラルポートの概要
- 3 範囲
- 4 脚注
- エフェメラルポートのページへのリンク