アメリカ国外での配備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 13:41 UTC 版)
「ギアリング級駆逐艦」の記事における「アメリカ国外での配備」の解説
1970年代に入ると、より洗練された対潜能力を有するノックス級フリゲートやスプルーアンス級駆逐艦の建造配備が始まったことにより、相対的旧式化が明確化したギアリング級駆逐艦は米海軍からの退役が進められ、多くの艦が冷戦下の西側諸国に供与・売却された。 アルゼンチン海軍 - 1隻(FRAM-II) イラン海軍 - 2隻(FRAM-IとFRAM-IIが1隻ずつ、部品取りにのみ使用) エクアドル海軍 - 1隻(FRAM-I) ギリシャ海軍 - 7隻(FRAM-1×6隻、FRAM-II×1隻。更に2隻を部品取り用に導入) スペイン海軍 - 5隻(FRAM-Iのみ。チュルカ級駆逐艦(スペイン語版)の名称で運用) トルコ海軍 - 12隻(FRAM-I×9隻、FRAM-II×3隻。更に1隻を部品取り用に導入) パキスタン海軍 - 6隻(FRAM-Iのみ) ブラジル海軍 - 2隻(FRAM-Iのみ) メキシコ海軍 - 2隻(FRAM-Iのみ) 中華民国海軍 - 14隻(FRAM-I×12隻、FRAM-II×2隻、更に2隻を部品取り用に導入) 大韓民国海軍 - 7隻(FRAM-I×5隻、FRAM-II×2隻) 外国に供与売却されたギアリング級駆逐艦も、1990年代に入ると冷戦終結による軍縮や船体の老朽化の進行に伴い逐次退役が進められていき、最後まで残っていたメキシコ海軍の「ネツァルコヨトル」も2014年に退役している。
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