アメリカ国内におけるノルウェー系ルター派教会
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「ノルウェー系アメリカ人」の記事における「アメリカ国内におけるノルウェー系ルター派教会」の解説
ノルウェーは世界で最も世俗化が進んだ国の1つではあるが、ノルウェー系アメリカ人はアメリカ国内で最も宗教心が篤い事で知られる。特に、1860年代から20世紀初頭にかけて渡米したノルウェー系移民の殆どは、ノルウェー憲法が定める福音ルター派教会のノルウェー国教会の信徒であった。 しかしながら、新天地に入植し独自の共同体を築き上げるうちに、ルター派を奉じながらも国教会から分裂、現在のアメリカ国内における同派の体制を形成に寄与した。特に1846年から1900年にかけて、14ものルター派宗教会議が移民の手により設立。1917年には各分派が教義の違いを越えて大同団結し、アメリカノルウェー系福音ルター派教会を立ち上げるに至った。なお、同教会はアメリカルター派教会(1960年設立)の母体の1つであり、アメリカルター派教会はアメリカ福音ルター派教会(1988年設立)を構成する事となる。 上述の通り、殆どのノルウェー系アメリカ人はルター派を奉じてきたが、独自の神学校を擁するメソジストが就中シカゴに集中。また、バプテストやクエーカー、モルモン教に入信した者もいる。
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